冠詞とは

冠詞は、名詞の直前につけ、名詞がどのようなものなのかを説明するもののことを言います。

冠詞には、定冠詞というものと、不定冠詞というものがあります。

定冠詞はtheを名詞の直前につけるもので、意味は4つほどあります。

文章や会話の中でもう既に話題にあがっていて、次に表現する時に何を指しているのかが分かる時に定冠詞のtheをつけて、「その」と訳します。

また、話題には上がってはいないけれど、状況の中で理解できるものの場合にも定冠詞のtheを用いることができます。

この他には、地球など1つしかないと特定できる名詞の直前に定冠詞のtheをつけたり、名詞ではなく形容詞の直前にtheをつける場合もあります。


不定冠詞は、aやanを名詞の直前につけるもので、意味は5つほどあります。

まず、一番有名なもので名詞の直前にaをつけることで、「ひとつの」という意味になり、名詞が母音で始まる場合は、aではなくanをつけるというきまりがあります。

不特定の誰かや何かを差す時にも名詞の直前に不定冠詞のaを用いますが、この場合は、不定冠詞のaは訳さない場合が多いです。

この他には、年や週という名詞の直前につけることで、「年に」「週に」という意味で表現することができたり、動物の名前や人の名前の前に不定冠詞のaをつけることで「~というものは」「~という人」と表現することができます。

冠詞は、必ず名詞の前につけなければいけないというわけではなく、冠詞が不要な場合もあります。

例えば、食事を表す名詞や、交通手段、季節などを表す名詞には、冠詞が必要ありません。

そして、建物や場所などの名詞に冠詞を使用すると、建物や場所へ行くという意味になりますが、冠詞を使用しないと、その建物や場所で何かを行なうという意味となり全く違う意味になります。



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